昨日、今日と、アカウンタント(経理)の面接を行った。
今は、『アムリ』という、デリバリーや輸出業務をしてくれている女性がいる。
これまでタイでほとんどビジネスが成立していなかったので、
アムリもヒマにしていたが、
私がバンコクに入った3月末頃からボチボチ仕事が忙しくなった。
それに、タイの税務が複雑で、アカウンティングはややこしい。
で、アムリの負担が大きくなってきたので、
今回経理担当を雇うことにした。
このアムリはなかなか仕事がよくできる。
当社に転職する前は、10年くらい一つの会社に勤めていた。
丁寧すぎて仕事を増やす傾向はあるが、
他のタイ人スタッフに比べると、断然レベルが高い。
英語の書類もビシっと作成する。
なんとか彼女を鍛えて、
ローカルスタッフのリーダーにまで成長してほしい。
そんな思いをこめて、彼女を同席させて8人の面接をした。
が、なかなか決まらない・・・。
聞けば、私がバンコクに来る前にも面接をしたが、
彼女のお気に召さないらしい。
本来なら、1ローカルスタッフが何と言おうと、
マネージャークラスが、「この人を雇うことにした」
と言えば、すべてが決まる。
が、実際一緒に仕事をするのはアムリだ。
そして、アムリの部下になる人材。
やはり彼女が気持ち良く仕事ができる相手のほうがいい。
約7年半前、私がこの会社に初めて入社した頃、
海外営業の規模はまだ小さく、
私が前任者から引き継いで、貿易実務も、営業も一人でやっていた。
それからどんどん取引は増えていき、
あっという間にほぼ毎日終電帰り。
土日も出勤する日々が続いた。
このままでは、おかしくなる!。・"(>0<)"・。ンモォ〜
限界がきて、会社にこう訴えた。
「貿易実務をやってくれる人を入れてください。
そうしたら、私は営業に集中できて、
もっと業績を伸ばせます」
あくまでも、私のため、というよりも、会社のため、と強調した。
すると、ある上席はこう言った。
「メーテルさんのところは、しばらく人を増やさないってことになってるんです」
会社の方針でそう決まっていたようだ。
が、K社長はすかさずこう言った。
「すぐにメーテルさんのところに人を入れましょう」
会議で決まったことであっても、現場を見たら一目瞭然。
臨機応変に判断してくれるK社長を私は心から尊敬する。
そして、面接が始まった。
とにかく事務処理能力の早い人が欲しかった。
でも面接でそこはわからない。
ひとまず派遣社員として来てもらって、
様子を見ることにした。
一人目・・・
簡単なエクセルも使えない・・・Σ( ̄ロ ̄lll) ガビーン
問題外。
2日目には、もう来なくていいと派遣会社にお断りする。
二人目・・・
貿易の知識のある少し年配の人で知識はひけらかすが、
手が遅い・・・ブラインドタッチができない。
そんなんじゃまったく追いつかない ( ̄▼ ̄|||)
2日目にまたお断りする。
三人目・・・
事務はそれなりにできるが、
「通勤が遠い」やら、「交通費かかるのに、時給が安い」などと言って、
文句が続く・・・。(_ _lll)ァハハ・・・
1週間目に話し合い、辞めてもらう。
3人とも私がすぐに判断して、辞めてもらった。
一日でも長くいるより、どうせダメなら、
すぐに見切りをつけた方が、お互い良いと思っていたからだ。
これを読んでいる皆さんは。
なんて非情なメーテルだ!とお思いでしょうね。
それくらい切羽詰っていたのは確かだ。
余計に手のかかる人がきたら、元も子もない。
そんな風に考えていたほどその頃は余裕もなく、焦っていたと思う。
が、ここで私の非情さだけをお伝えしたいのではない。
その頃、私は、次々と「この人もアカン・・・」って思うたびに、
当然、「あの人ではダメなんです」と上司に訴えた。
するとそれを聞いたK社長は・・・穏やかにこうおっしゃった。
「メーテルさんが使いにくいのであれば、
辞めてもらって、次の人探しなさい。
本人に辞めてもらうことを伝える役目は、
ちょい悪部長にしてもらいなさい」
K社長は私のわがままを全部受け入れて下さった。
しかも、私に悪者の役目をさせないように配慮してくださったのだ。
そして、ちょい悪部長も、全面的に私の立場に立って理解し、
「よっしゃ、わしがちゃんと言うとくから、
メーテルさんは心配せんでええよ」
と、「人をきる」という、一番嫌な役目を私に代わって3回もしてくれた。
そして、こりずに四人目・・・
とうとう・・・
素晴らしい人が来てくれた!(≧∇≦)ノ彡 バンバン!
1つのことを伝えると、10くらい理解してくれる。
事務処理も早い、早い、
貿易実務の経験豊富で私の知らないことも良く知っている。
英語もできる。
(この四人目の女性社員は、女心と社内営業という記事こちらに登場している、
『ヒンギスさん』のことである)
良かった・・・この人が来てくれるまで妥協しなくて本当に良かった・・・
彼女を離したくない。
思い立ったら即行動。
社長室のドアを叩いて、私はこう言った。
「ヒンギスさんは、本当に能力が高く、デキル人です。
正社員にしてもらえませんか?」
彼女が派遣社員として来て、まだ一週間も経っていない頃に
私は社長にそう伝えた。
社長は、すぐさまヒンギスさんを呼び出し、
「メーテルさんがこう言ってるけど、正社員でやってみるか?」と聞いてくれた。
もちろん、ヒンギスさんの返事はO.Kである。
そうしてめでたく私は強力な片腕を見つけ、
営業に集中できるようになり・・・
売り上げはぐんぐん伸びて
1+1=100 くらいになったのだった。
約束どおり業績は驚くほど上がった。
(そしてヒンギスさんは現在も海外営業で大活躍している)
あのときに、K社長が、
「何をわがまま言ってるんや?
ころころ人を変えるのはアカン。我慢して仕事教えなさい」
などと言って許可しなかったら・・・
4人目に出会ったヒンギスさんと二人三脚で、会社の売り上げ全体の
60%以上を稼ぎ出す営業なんて、
絶対にできなかった。
K社長は、入社してまだ1年程度の私の言うことにも、
きちんと耳を傾けてくださった。
そしてすばやい決断で的確に指示し、
社員の力を大きく引き伸ばすことに成功されたのである。
ちょい悪部長も、全面的に私の味方になり、(別に敵も味方もないが)
私のわがままに文句ひとつ言わず、
惜しみなく協力してくれた。
ちなみに、すぐに辞めてもらった先の3人の方々は・・・
あれからまもなく、なんと全員が、
他社で正社員への転職が決まったらしい!
出来すぎた話であるが、嘘ではない。本当のこと。
派遣会社の方が嬉しそうに、そう知らせてくださったのだ。
だから、結果的にうちに来なくて良かったのかな・・・
なんて都合のいいように考えている。
今日はそんなことを思い出す一日だった。
上司から学んだことを私も部下にしてあげたい。
優秀なアムリにも、できるだけ耳を傾けて・・・
金の卵を見つけてもらいたい。
今日の8人の中で1人いい人材がいた。
アムリもO.Kした。
アムリ、1+1=100くらい、頑張ってくれよ!
そう心の中で目配せした。σ(゚ー^*)
あと、メインのタイ人の営業を採用しなければいけない。
これは、Rくんの意見を最優先しよう。
いや、営業は私も口出しするぞ。
何人面接するかな・・・
さてさて、どんなお見合いになるか、
採用も縁だから・・・♪

現実、人が良いとかそんなことでは会社は雇えません。慈善事業ではありませんからね。あとは、その職場が必要としている人であるかどうかだけ。
正直、ナースの世界はやや慈善事業。経験年数は凄くても仕事がこなせない、時間外に平気で残ってそれがなぜか美化されて「あ〜うちの病棟は忙しい」と言っている。患者のクレームやDrのクレームもなんのその。知識がある人は人で、理想論ばかり・・・医療界ももう少し能力主義にしてほしいと願うMIDORIです。(厳しいとクレームがきそうです。)
採用も縁、という言葉。。
納得できるところがあるなあ〜。
私も1+1=100、って思われるくらい
役に立つ人材になりたいです。。。。
いや、なりたい、じゃだめか(苦笑)
ならないと。。。。
メーテルさんの思いが
なんかタイミングよくて
ずっしり、きてます。
よ〜く考えよう〜。
(ちょっと半端なコメントになっちゃってごめんなさい〜)(^^;;
見習わないとね〜
すてきです。
みんなが幸せになる〜ここにコミットしてるのね〜(^^)
全て面接をしました! 死に掛けてましたが・・・
でも、この人! と感じた人は 早い 遅いは ありましたが店舗の戦力に
なりましたね!! 『店長 何であんな人 採用したの?』といわれながらも
お客様係りや マネージャー 社員 店長になってますよね!
1+1= 100 とってもいい!!
少なくとも学力とか知識だけじゃないよねぇとは思うけど
もう一度
いつの日か働きたいって思うワタシには
とても気になる内容やった。
でも、ナースになろうと思ったくらいだから、
MIDORIさんのように、皆始めは
「人の役に立ちたい」という気持ちがあったのでは・・・。
それが厳しい環境の中で少しずつ変わっていくのかな。
そんな気がしました。
illisさんとシンクロできて嬉しいです。
逆の立場ってどんな状況なのかな?
どちらにしても、illisさんにとって一番良い道でありますように


なんだか私をとっても理解してくださっているようで・・・
そんなVIVAさんに私は癒されます。
それは初めて聞きました。
だからまるちゃんの人を見る目は確かなんだ・・・
面接で人を見抜く方法みたいなまるちゃんの記事も読んでみたいな!
そうしないと、もったいないよ。
社会に貢献してくれ、その能力。
まあ採用は、面接する人のインスピレーションも大いに関係するよね。
ちいならどこでもいけるさ。
メーテルさんは、やはり、人の良さや、素晴らしい能力を発掘する素敵な能力をお持ちですね!管理職としては大変ですが、素敵な先見の目を持っていらっしゃったからきっと素晴らしい出会いがあって、そして素晴らしい部下と仕事ができ、業績も伸ばせたんですね。。。^^また辞めてもらった人には非情であっても結果的にはその人達が幸せになったんだから、私はメーテルさんは、非情だなんて、全然思いません!!^▽^またメーテルさんの能力をきちんと見過ごすことなく、信じて、メーテルさんの力になったその社長さんも素晴らしいと思います。メーテルさんの会社きっとすごく発展しますよ!!私も会社員時代、そんな上司に出会いたかったです。。。うらやましいです。。^^
>メーテルさんの会社きっとすごく発展しますよ!!
モモちゃんの鋭い予知能力でそう言ってくれたなら、
間違いない!うれしい〜ありがとう

まさしくメーテルさんが呼び寄せてる〜って感じですね。
3人目までは、世間相場的で基準の人で4人目を決めるのに前準備だったのでは、ないでしょうか?
なるほど・・・そういう考え方もできますね。
4人目の本物を見抜くための前準備。
すべては必然だったってことですね!
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